読書

【書評】マンガでわかる!うつの人が見ている世界で本人と心の繋がりを持とう

2024年8月28日

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読書をイメージした写真と「書評・うつの人の心と繋がりを持てる本」の文字
ぽまるん

うつの人って...どんな世界で生きてるの?

どうも、うつ病の母親のことをもっと知りたくなった...ぽまるんです!

知りたい気持ちのままに「今なら母親の状態も安定していて、この本を読めそうだな〜」と思いまして...。

マンガでわかる!うつの人が見ている世界を手に取って読んでみました。

ぽまるん

読んでいるうちに...本人との心の繋がりが深くなっていくような感じがした〜

そこで今回は

  • 本書で理解できた「うつ」の症状
  • 本書から学べた本人への寄り添い方
  • うつの人が見ている世界をおすすめしたい人

についてお話していきます!

本記事はこんな方におすすめ

  • 「うつ」への理解を今以上に深めたい方
  • うつの人が見ている世界の一部分を知りたい方
ぽまるんのプロフ画像

うつの人が見ている世界|基本情報

うつの人が見ている世界【基本情報】

ここでは、まず本書「うつの人が見ている世界」に関する基本情報をお伝えしています。

タイトルマンガでわかる!
うつの人が見ている世界
著者(監修)
大野裕
(イラスト)
工藤ぶち
ページ数192ページ
出版社文響社
発売日2023/6/26

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うつに関する情報をインプットできなかった時期

読書をイメージした写真と「うつの情報をインプット…できなかった時期」の文字

本書は以前から我が家にあったものの、私にとっては読む余裕がなかった一冊でした。

どうして、こんな辛い思いをしてまでも...うつ病の母親と関わらないといけないの?

母親の状態が安定してなくて...うつについて知ろうとする余裕もないくらい

もういっそのこと本人と関わりたくないほど気持ちがしんどい

その時の私は本人の世界を見る余裕さえもなくて、「うつ」に関する情報をインプットできていませんでした。

どことなく母親との心の繋がりが薄くなっているかも...」なんてことを感じていたんですよね。

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「うつ」の母親って...どんな世界を見てるの?

読書をイメージした写真と「うつの母親ってどんな世界を見てるの?」の文字

心に余白を作ろうと意識しながら若者ケアラーとしての日常を送っていると...ある時ふと本棚の中にあった「うつの人が見ている世界」が目に入りました。

母親がいつも見てる世界って...どんな感じ?

どんな世界で生きてるのかな?

私とは、また違う世界で生きているのかも

こんな声かけをしたほうがいいとかあるのかな...

どんな症状があるか本人は言葉にしてくれないけど...言葉にするのって難しいことなのかも

だとか「うつに関することが色々と気になって読んでみよう!」と思えました。

心に余白がある毎日を過ごせるようになってきて、視野が広がってきたのもあったんだと思います。

ぽまるん

うつの母親が見ている世界を少しでも知れたら...!

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うつの人が見ている世界|本書の内容

うつの人が見ている世界【本書の内容】

本書は、

  • うつの人が経験する代表的な症状
  • うつの人の世界に寄り添う時のコツ

を通して、うつ症状を体験した人の声を届けてくれる一冊です。

うつの症状って、こんなにいっぱいあるの!?

体験したことがない世界もあって続きが気になるから…どんどんページをめくりたくなった!

私自身、うつぎみになりがちな時もあるので自分自身と重なる部分もありまして...。

自己理解も深まって「母親の声をもっと聞きたい」とも思えるような内容でした。

ぽまるん

うつ病の当事者...ぽままからすると?

まるで私の取り扱い説明書みたいな一冊でよかった〜

ぽまま

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うつの人が見ている世界|理解できた本人の症状

うつの人が見ている世界【理解できた本人の症状】

うつの人が見ている世界を実際に読んで理解できた本人の症状があるので、エピソードと共にご紹介していきます!

ぽまるん

母親の症状について理解できたことが2つもあった〜

光が痛く感じる

「光が痛く感じる」の文字と悲しげな人をイメージした写真

うつ病の母親は、寝る前の2〜3時間ほど前から部屋を真っ暗にして過ごしています。

以前までは、うつ病が悪化している時期だったからか、真っ暗にしている時間がもっと長かったほど...。

どうして、部屋が真っ暗なんだろう?

母親の視力が今よりもっと悪くなりそうで心配...

色々と心配になって前から気にはなっていました。

この光が痛く感じる症状こそが、本書で理解できたことだったんです。

音や光から過剰な刺激を受け取ってしまう「感覚過敏」も、多くの人を苦しめる症状です。「音や光が直接脳に刺さってくる」「人の声が多い場所や明るい場所ではじわじわと体力を削られる」など、非常に多くの声が集まりました。

マンガでわかる!うつの人が見ている世界|大野裕

そういえば、私もうつぎみな時は光が痛いほど眩しくて、いつもより感覚過敏が悪化します。

光に攻撃されているように感じるから、それと似たような症状なのかな〜」だとか1つの気付きにもなりました!

映像の意味が理解できない

「映像の意味・理解できない」の文字と悲しげな人をイメージした写真

今まで何回も見たことがある映画をうつ病の母親が見ていることもよくありまして...。

そんな姿を見ている私は

この映像また見てる...

同じ映像ばかり見て飽きてこないのかな?

だとか、疑問に思っていた時期があったんですよね。

そこで理解できた本人の症状が、映像の意味が理解できないということ。

うつになってから映像や文章の意味が理解できなくなった・・・・・・という声は多く聞かれます。大好きな本が読めなくなった、テレビが見られなくなったという人も多いようです。

マンガでわかる!うつの人が見ている世界|大野裕

本書を見ながら、母親と「安心感を得るために何回も同じ映像を見ているのかもね」って話していると...

たしかにそうかも...!」と納得したような声を母親から聞くことができました。

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うつの人が見ている世界|学べた本人への寄り添い方

うつの人が見ている世界【本人への寄り添い方】

うつの人が見ている世界を通して、本人への寄り添い方を学ぶこともできました。

本人が今できることを考える

「本人が今できることを考えてみる」の文字と2人をイメージした写真

うつ病の母親がどんな世界を見ているか知らなかった時は、

これからどうするの?

これからのこと考えてるの?

なんて言葉をかけてしまった時期もありました。

そんな時期を後悔して思い返しながらも、本書から学べたのが本人が今できることを考えることです。

大切な人の人生を思えばこそ、心配な気持ちは強まります。しかし、焦る気持ちをこらえ、「本人は今、どんなことならできるのか」をまずは想像する、あるいは本人に聞いてみてください。そして、ゆっくりと一緒に歩くつもりで接してください。

マンガでわかる!うつの人が見ている世界|大野裕

うつ病の母親にとって今できることは、その時々で違うとは思いますが...。

これからは未来のことよりも、本人が今できることに目を向けて寄り添っていきたいですね。

ぽまるん

何ができるか一緒に考える時間も大切に!

強い効果を発揮する「そのままでいい」

「そのままでいいよ」の文字と2人をイメージした写真

家事や身の回りのことなどできないことが多い母親に対して、どんな言葉をかけたらいいか分からない時もありました。

そんな時に本書から学べたのが「そのままでいい」の声かけは強い効果を発揮すること。

「お前が笑っていてくれるだけでいいよ」という父親の言葉に救われた、という声もありました。家族や周囲からのこのような言葉は、時にどんな薬よりも強い効果を発揮するのです。

マンガでわかる!うつの人が見ている世界|大野裕

上記を読んで今までのことを思い返してみると、ふと昔に祖父が言ってくれた言葉を思い出して...。

ぽまるん

当時、がん治療中だった祖父が「私の存在そのものが薬」と言ってくれたことが本当に嬉しかった...!

それと同じように、「次はうつ病の母親の薬に私がなる時だと思えたらいいな」って感じました。

ぽまるん

今までとはまた違った声かけを意識...!

母親にとって、強い効果を発揮する薬のような言葉をかけたいですね。

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うつの人が見ている世界|おすすめしたい人

うつの人が見ている世界【おすすめしたい人】

本書「うつの人が見ている世界」は

  • うつぎみになりがちな方
  • うつの人に寄り添いたい方
  • どう寄り添ったらいいか分からない方
  • うつの人との心の繋がりが薄くて悩んでいる方
  • うつへの理解をもっと深めたい方
  • マンガのほうが読みやすい方

に「おすすめしたい一冊だ」と思いました!

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うつ病の母親が抱える心と繋がりを持てる良書

読書をイメージした写真と「うつの人が抱える心と繋がってみよう」の文字

今回は「うつの人が見ている世界」についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

どんな症状があるか本人と一緒に考えてみたり、本書を通してうつへの理解をもっと深めて繋がってみようだとか。

私にとっては、うつ病の母親が抱える心と繋がりを持てる良書でした!

本人との心の繋がりを大事にできたら、また一歩よりよい未来に繋がると思います。

うつの症状を知って心の繋がりを持ちたい方や自己理解を深めたい方は、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

読者の皆様、今日も生きていてくれてありがとうございます。

ぽまるん

それではまた~お会いしましょう!

  • この記事を書いた人

ぽまるん

じゃがいもと猫が大好きな20代前半。「今よりもっと幸ある人生を」と想いを込めながら情報を発信中!

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