【書評】悩みがちなしんどい心を見つめ直せる『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』

2023年8月9日

ぽまるん(娘)

悩みすぎて心がしんどい...!

悩みごとが改善しないと、心がしんどくなる一方だよね

ぽまま(母)
ぽまるん(娘)

少し立ち止まって、しんどい心を見つめ直したい

何かと完璧を求めてしまう自分の心に疲れたり、他者のことが気になってしんどくなったり。

日々を生きるなかで、悩みを抱えてしんどい状態に陥りがちな心。

自分自身のしんどい心を見つめ直したい」という思いがあるからこそ、様々な気付きを得られる本書『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方

長いため、以下【しんどい心にさようなら】と記載します。

本書を通して少しでも気付きを得ることが、心のしんどさを軽減する1つのきっかけになりますよ。

本記事はこんな方におすすめ

  • 悩みがちで心がしんどい方
  • しんどい心を見つめ直せる本をお探し中の方

しんどい心にさようなら|基本情報

ここでは、まず本書『しんどい心にさようなら』に関する基本情報をお伝えしています。

本書の詳細

タイトルしんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方
著者きい
監修ゆうきゆう
ページ数176ページ
出版社KADOKAWA
発売日2020/03/14

著者【きい】さんは...?

本書『しんどい心にさようなら』の著者【きい】さんは、統合失調症や適応障がいなどで悩んだ経験を持つ心理カウンセラーです。

自身の経験から、心理学を独自で学んだのだそう。

インスタグラムで発信する心理学の情報が好評な方ですね!

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しんどい心にさようなら|おすすめしたい人

本書『しんどい心にさようなら』をおすすめしたい人は以下の通り。

悩みを抱えた心を閉ざしがちな方

本書『しんどい心にさようなら』をおすすめしたい人として、まずは悩みを抱えた心を閉ざしがちな方

悩みごとのなかには「人に相談することが難しい」と感じる内容もあるでしょう。

こんな悩み...」「こんな自分...」などの思いがあれば、なおさら難しさを感じやすいかと思います。

  • 周囲の人と同じようにできないこんな自分って...
  • こんなことで悩んでいる自分が嫌い
  • なかなか相談できずに1人で抱え込んでしまう
  • etc...

1人で抱え込むほど、しんどい思いが増す一方ですよね。

しんどい状態の心を閉ざしがちな方にとって、本書にはしんどさを軽減するための有益な情報がありますよ。

他者のしんどい心について知りたい方

時に家族や友人あるいは恋人など、しんどい心を抱えた状態の人が身近にいることも。

自分自身の悩みを少しでも知ってくれる人がいるだけで、悩みごとを抱える本人のしんどい心は軽くなるはず。

  • 悩んでいる人のしんどい心を少しでも知りたい
  • この人のお悩みを改善するためには...?
  • etc...

他者のしんどい心について知りたい方にも、おすすめしたい一冊ですね。

他者の悩みごとを知った上で全てを理解するのも難しいことですが、その手助けしてくれるのが本書の存在です。

本書の内容と本人の悩みごとが一致するほど、お悩み改善のお手伝いをしてくれる存在となるでしょう。

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しんどい心にさようなら|本書の特徴

本書『しんどい心にさようなら』には、一体どんな特徴があるのでしょうか?

早速ですが、本書の主な特徴を3つ見ていきましょう!

しんどい心に優しく寄り添ってくれる

本書の特徴として、まずはしんどい心に優しく寄り添ってくれる点ですね。

優しく寄り添う本書の言葉は、まるで労わってくれているような感覚に陥ります。

優しく寄り添う言葉(例)

  • ~をして頑張ってきたね
  • あなたには存在価値があるよ
  • etc...

悩みごとを抱えていると「自分の心を労ることが難しい」「自分には価値がない」と感じてしまって、しんどい思いが増す時もあるはず。

そんな心のしんどい状態に陥りがちな方にとっては、特に優しく寄り添ってくれる言葉が多々ありますよ。

心のしんどい状態を55項目に分けている

心のしんどい状態を55項目に分けている点も、本書の特徴点ですね。

不要なプライドが高い人や迷惑を気にしすぎる人などの項目があったり。

55項目あるなかで「読んでみたい!」と感じた箇所から読み進めることが可能です。

  • ○○な人もいますよね
  • ○○な人は~が怖いんですよね
  • etc...

自分自身に当てはまる項目に目を通してみれば、「たしかにそうかも」と感じる時もしばしば。

当てはまる項目を読み進めるほど、自分自身が抱えた心のしんどい状態を客観的に見つめ直せるでしょう。

  • たしかに悩んでいる時は、こんな風に考えがち
  • こう考えていたから、心がしんどくなるのか
  • etc...

しんどさの理由がわからない方にとって、本書はしんどくなる理由を知るきっかけにもなります。

自分自身では、気付くことが難しい思考の癖にも気付けるはずです。

しんどい心の状態を改善するヒント

本書を通しながら、思考の癖や自分自身が抱える心のしんどい状態について知れたら。

その先にあるしんどい心の状態を改善するヒントを教えてくれる点も、本書の特徴点です。

  • こんな行動の仕方は初めて知った
  • この考え方は新発見
  • etc...

自分にとっての新しい考え方や行動などを通して、本書から気付きを得られるでしょう。

しんどい心の状態を改善するヒントに目を向けてみるのも、思考の癖から抜け出すための一歩になりますね。

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しんどい心にさようなら|気付きのピックアップ

ここからは、実際に気付きになり得る部分をご紹介していきます。

本書『しんどい心にさようなら』を通してどんな気付きを得られるか気になる方は、ぜひ続きをご覧ください!

自分には1人の人間として価値がある

悩みごとを抱えながら生きていれば、自分の存在価値を見失いそうで恐怖を感じることもしばしば。

これができないから

これがわからないから

自分の存在価値がわからない

このような思考に陥るほど、心のしんどさも増しますよね。

ふと本書に目を通してみれば、「自分には1人の人間として価値がある」と気付けます。

本当は、命や感性、そして人の存在そのものに価値がある。負けても、凄くなくても、どう思われても、あなたの価値や魅力は1ミリも減りません。

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方|きい

どんなことがあったとしても、「自分自身の価値は減っていないのかも?」と気付くきっかけとなるでしょう。

優しい言葉が寄り添ってくれているようで、しんどい心がほっとしますね。

「全員を大切に」の思いが自分の心を傷つけている

多種多様な人が存在する世界。

だからこそ、この世界には自分自身にとって合わない人もいます。

  • 自分の話を聞いてくれない人
  • 何かと否定してくる人

合わない人と関わるほど、しんどい思いが増す自分自身の心。

それでも「全員と仲良くして、全員を大切にしなきゃ」と思いながら人間関係を築いている方もいるでしょう。

そんな方の心がしんどい理由の1つとして、本書を通せば「他者と関わる上で『全員を大切に』の思いが自分の心を傷つけているから」と気付けます。

「すべての人を大切にしよう」とすることが、あなたの心を傷つけます。

私たちは「みんなと仲良くしましょう」と親や先生に言われて育ちますが、それを遵守していると、自分らしくあることは到底できないんです。

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方|きい

しんどい理由がわからない方にとっては、「全員を大切にしようとしているからだ」と心の状態を知るきっかけになり得るでしょう。

しんどい思いをしてまで、全員と仲良くする必要はない」と気付くきっかけにもなりますね。

今までの人生を振り返るとよかった面もある

何かと思い通りにできなかったり、失敗して怒られてしまったり。

辛いことがあった時に「やっぱり自分ってダメだな...」と考えがちになるケースもあるでしょう。

辛い出来事があるたびにダメな自分を感じてしまって、心がしんどい状態に陥ることも。

ふと本書に目を通してみれば、「今までの人生を振り返るとよかった面もある」と気付けます。

本当は、ダメなところばかりじゃないんです。よかったところを消さないで。恐怖や不安を乗り越えたこと、できたこと、感動したこと。振り返った人生の足跡の中に、必ずあります。

しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方|きい

ダメな自分を感じてしまう状況下で、よかった部分を振り返ってみる。

辛い時だからこそ振り返ることが難しいケースもありますが、よかった部分を思い出せれば、思考の癖から少しは抜け出せるはず。

ダメな自分が歩んできた人生のなかにも、いい部分はあるから」と、しんどさの軽減に繋がる考え方ですね。

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悩みがちなしんどい心を見つめ直せる良書

今回は本書『しんどい心にさようなら』をご紹介しました。

日々を生きるなかで、心の悩みを抱えたしんどい状態。

自分自身の悩みと向き合って考えてみるものの、いつも同じような考え方をしてしまうがために、ますます心がしんどい状態に陥る。

それでもなお心を閉ざしがちな方にとって、本書は悩みがちなしんどい心を見つめ直せる良書かと思います。

心を見つめ直せる本書を通して新しい考え方や行動の仕方を知れば知るほど、お悩み改善に繋がるはず。

しんどい心を見つめ直してみたい」と感じている方は、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?

読者の皆様、今日も生きていてくれて本当にありがとうございます!

本記事が、少しでもお悩み改善に繋がりますように。

ぽまるん(娘)

それではまた〜

お会いしましょう!

ぽまま(母)